Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

高野川沿いの野草たち

 今朝も高野川沿いを歩いた。土手に待宵草やインドハマユウなどが元気よく咲いている。毎朝歩いている道だが、毎日景色が異なる。今朝は、コマツナギが草むらの間に顔をだし、元気よくさいていた。可憐なピンクの花は暑さを吹っ飛ばしてくれる。葉っぱはカラスノエンドウに似ているが、花はちいさなトラノオにも似ている。茎は細いが馬(駒)をつなげるほど丈夫と言われるために、この名があるという。朝の散歩で見つけたのだが、日当たりの良いところに繁茂していた。花は茎と葉の付いた枝の間から花序をだし、下から順番に咲いていく。
草むらにこうした可憐な花を見つけるとうれしい。オシロイバナ白粉花)は毎年元気よく咲き、夏中暑さを吹っ飛ばしてくれる花だ。南アメリカ原産で江戸時代始め頃に渡来し、一部は帰化しているという。
高野川にはアメリカ原産の野草が帰化して、繁茂している。しっかりと日本の風景の中に馴染んでしまっている。
ヤブガラシもあちこちに見られる。草々に絡み付きながら、のびのびと茂っている。ブドウ科ヤブガラシ属のつる植物で、 和名は藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示している。別名ビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれるそうだ。庭の手入れどころではない貧しい人の住処に生い茂ったり、ヤブガラシに絡まれた家屋が貧相に見えることから、こんな名前がついたとか。ヘクソカズラにしてもそうだが、野草にはひどい名前がついたものだ。


コマツナギオシロイバナヤブガラシ