Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

朝の散歩

 朝の散歩コースは2、3種類ある。朝食を食べたあとに散歩をはじめるので、だいたい朝8時出発となる。高野川をくだり、出町柳あたりでコーヒタイムをとり、鴨川沿いを上がるか、下鴨神社の中を通り抜けて自宅に帰る。最近ではあまりの暑さに、下鴨神社を抜けることが多い。糾の森は木陰が多く、涼しいし、広々としているので、悠久の歴史を感じさせてくれる。
 下鴨神社の南西にある摂社河合神社は、女性守護、日本第一美麗神として知られるが、神様に美人がいるのかと考えるだけでもおかしくなる。鴨長明の父親がこの河合神社の禰宜であったことから、『方丈記』を書いたとされる鴨長明の「方丈の庵」が移設されており、昨年は鴨長明の『方丈記』から800年目だったので、いろんな催しが下鴨神社の中で行なわれた。
 「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある人と、栖とまたかくのごとし。」はあまりにも有名な言葉。芭蕉の『奥の細道』にある「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。」とともに思い出される。


 

高野川にいるあおさぎ。
日曜日の朝市で買ったお花。元気がいいので、力をもらう。夏椿(沙羅双樹)と野草たち。