Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

鴨川の鳥たち

今朝は鴨川の上流西賀茂橋から出雲路橋まで歩いた。昨日のスケッチ教室で宝ケ池にキンクロハジロが飛来しているという話題でもりあがった。今朝、注意して見ていると、鴨川にもキンクロハジロがいた。鴨川のこの辺りは、野鳥愛好者には楽しい場所のようだ。私のケープタウンに住む友人も、京都を訪れたときに、この鴨川沿いの鳥を見ていて、バードウォーチャーになったという。バードウォーチャーの習性として、野鳥ノートと野鳥図鑑、双眼鏡とカメラ、時にはレコーダーをもち、珍しい鳥を見つけると、写真をとり、図鑑で照らし合わせ、自分の野鳥ノートに書き入れて行く。私の友人は、その後何百種の鳥たちに出会い、趣味の域を超えて、南アフリカにいる鳥に関わる詩集の出版を手がけるまでにもなった。数年前には、彼女と一緒に1週間バードウォーチングの旅、3000キロの旅に出かけた。私にとっては南アフリカの北部、ナミビアボツワナの国境線近くまで、車での大旅行となった。車の中から鳥を見つけると、その場になん10分も立ち止まり、じっと双眼鏡でみている。その時、私はほとんど興味がなかったので、まったく別のことを考え、時間を過ごしていた。
今朝は、その友人のことを思いながら、バードウォーチャーの気持ちがわかるような気がした。
 写真は上から、オナガガモキンクロハジロ、ユリカモメ、マガモコガモ
自然の移り変わりがこれほど豊かで、生物の多様性を気づかされる。