Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

鴨川にいるヌートリア

一週間ほど前の散歩の途中で、鴨川ヌートリアをみた。その時にカメラを持っていなかったので写真に撮ることができなかった。通りかかったニュージランドとカナダ出身の宣教師の方から、南米からの外来種であることを教わった。お二人は、しばらく東京で暮らしていたが、京都に引っ越してきて8ヶ月になるという。ときどきヌートリアをみており、5〜6匹の家族で出町柳付近で暮らしているという。ネズミと同じ齧歯動物なので、愛らしいが、危険とか。親が地面をほり、まわりの枯れ草をうまく重ね合わせて家を作っていた。
ウィキペディアによれば、「「ヌートリア」とはスペイン語でカワウソ(の毛皮)を意味し、原産の南米では本種のことを「Coipo」と呼ぶ。英名でも「Nutria」より「Coypu」の方が一般的である。かつての日本では、洋溝鼠、舶来溝鼠、海狸鼠(かいりねずみ)、沼狸(しょうり、ぬまたぬき)などとも呼んだ。」とある。

翌日同じ場所に行ってみた。親の姿はみえなかったが、子どもが川の中を鴨たちと一緒に泳いでいた。海狸鼠と呼ばれたというが、まさしく水陸両用だと思った。

京都府では、ヌートリア外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)による侵略的外来生物に指定されているので、鴨川の生態系を守るためにも、ヌートリアの繁殖に警戒している。ヌートリアに餌をやらないように呼びかけている。
鴨川や高野川には外来種の植物も多く繁殖しているが、それだけ京都が国際化していることを意味する。

昨日は、久しぶりに阪急百貨店に出かけた。梅田周辺のリニューアルに伴い、阪急百貨店も大きく様変わりをしているのに驚く。 13階のレストラン街で「女子会」をした。50年来の大学時代の同級生。久しぶりの再会だが、それぞれに自分らしい生活を楽しんでいるようで、嬉しく思った。13階には屋上広場があり、人工芝生のまわりには四季折々に花をつける木々たちが植わっていた。春を待つ木には莟らしきものが見える。今年はあちこちで赤い実をつける木々が目立つ。明るく暮らせるようにと応援してくれているようにも思うが、年金額は確実に下がっているし、医療費は増え続けるし、アベノミクスでデフレ脱却を煽りたてる。原発関連では、東電の情報隠しも明らかになる。だんだん暗くなる社会にどう対抗するか考えさせられる。