Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

府立植物園を歩く

朝の散歩に、鴨川沿いを北にあがり、京都府立植物園まで歩いた。植物園は60歳以上の人は京都府住民だけでなく、世界中の人たちに無料開放されている。ちょうどラン展が始まったばかりだった。9時開園と同時に入場し、まっさきにラン展をのぞいた。世の中にこんなに美しく、気品高く咲き誇る花があるのかといつも感動する。以前にケープタウンで暮らしていた時も、ケープタウンから150キロも離れたダーリンという所まで「ラン祭り」を観に行ったことがあった。シンガポールでもタイでもラン園には必ず足を運んだ。世界に700属以上15000種、日本に75属230種があるといわれている。毎年シンピジュウムを贈ってくださる人がいる。冬の寒い時期には、部屋の中で心を温めてくれる。なんとも優しい花だ。


植物園は、ちょうど花のない時期だが、椿の花が木に咲いていてなんとも愛らしい。枯れ木の間を歩くのも楽しい。これまで気づかなかったが、木の根元には小さな名札がついていた。春になり、若葉がでてきて、花が咲き始めればまったく違った姿になる。四季折々姿を変える木々との出会いを楽しみにしたい。


翌朝は、高野川沿いに北山橋まで歩いた。そこからは川沿いの道がないので、あきらめ民家の間を通り抜け、京都工業繊維大学、左京総合庁舎などを横にみて歩いた。温かい日差しを受けて、春の気配を少し感じた。桜の木には固いつぼみがつきはじめていた。ロウバイがみごとに咲いていた。
車の通る道は、散歩コースからは外したいと思った。