Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

せんだんの実

高野川沿いを散歩していると、せんだんの実をみつけた。これまで栴檀の木に気がつかなかったが、葉っぱが落ち、枯れ木に残り少なくなった栴檀の白い実がぶらさがっていた。青空と澄んだ空気のなかで際立っていた。木の下の地面には白い実がいっぱい落ちていたのも印象的だった。鴨川沿いには柿の木があった。オレンジ色の実がまるで花のように美しく映えていた。のちに友人から教えられたのは、この柿の実が枯れ木にいっぱいなっている様子を、柿花火というだ。俳句の季語にもなっている。なんと素敵な名称だろう。


川の中にはいつも同じ所にはアオサギがいる。鴨のつがいは日増しに増えているように思う。真っ黒の羽をひろげた川鵜がいた。めずらしい鳥だ。一時期急激に川鵜の姿が消えたことがあったらしいが、最近では川の環境が良くなり、生き物たちが安心して生息できるようになったことで、川鵜の数が増えたそうだ。潜水して小魚を餌にするために、水中にいる時間が長くなる。川鵜の羽は水が吸い込み易くなっているので、水からでたときは、羽を広げて乾かさないと、体温が保てなくなる。そのために羽を広げて、まるで踊っているようにも見える。


右の写真は玄関先に咲いた花。友人のブログを読んでいると、これが寒椿のようだ。ただの椿だと思っていたが、低木で横に広がる特徴で、椿と山茶花の交雑種とか。玄関の横には山茶花の花が咲きはじめている。