Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2013年1月1日に思う

2013年になった。恒例で真夜中に下鴨神社に初詣をする。今年はいつもよりも大勢が参拝にきているようだ。若い人たちも、年配者もいる。見通しがつかない年ほど、神頼みでもないが、何かにお祈りをせざるを得ないのかもしれない。
年末の総選挙の結果、日本はこれからどこへ向かっていくのか不安だらけだ。多くの人が望んだはずの「脱原発」も、そうそうに反故にされそうだ。黙っていれば、どうなるか恐ろしい。一人ひとりが声をあげないといけないと強く思った。
新年の朝は、おせち料理とお屠蘇と白みそ仕立てのお雑煮と赤飯。赤飯は、普通のお米と餅米を半々にいれ、小豆と一緒に炊き上げるだけなので、すごく簡単。正月三が日のお雑煮は、一日目は大根、人参、コイモ等の根菜類を丸く切り、丸餅をいれた白みそ仕立て。二日目は、焼き餅に水菜をいれたすまし汁の雑煮となる。三日目は何でもいい。こうした伝統を守りつづけて、40年以上にもなる。年末のおせち料理作りも恒例になってしまった。
考えようによっては、正月三が日は食べるものが決まっているので、献立を考えなくてすむので楽だといえば楽だ。昔から正月三が日だけは、主婦を料理作りから解放する日にしたのが、年末のおせち料理作りには大変な時間と労力がいる。おせち料理は、まさに家父長制度の象徴で、長年親戚が訪ねてきたので、欠かせないものだった。夫婦二人きりになった今では、おせち料理を作る必要もないが、長年の習わしで作ってしまう。
最近ではデパートやスーパーやインターネットでもおせち料理が販売されているので、それで間に合わせることもできるし、一層作らなくても済むのだが。
昨年は、朝食後の散歩を日課としてきた。今年もできるだけ散歩は続けるつもりだ。10時半から1時間あまり鴨川沿いを散歩し、上賀茂神社をお参りした。

鴨川沿いもいつもより多くの人出があった。凧揚げを楽しんでいる家族、ジョギングする人たち、カメラをぶらさげている人たち、暖かい日差しを受けてのんびりと歩いている人たち。こんな平和がいつまでも続いてほしい。