Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

無事退院

 無事退院した。外は思いのほか寒くて雨だった。突発性難聴は治ってはいない。先生に尋ねても原因がわからないのと、治療方法もあまりないようだ。これからは治るかどうかはわからない不安を抱えながら生活をしていかなければならない。それに医療費の高さに驚き、今後の不安がさらにつのる。これからは安心して暮らせない状況に否が応でも直面するのだろう。
 日常生活にはいろんな音があることを改めて感じた。車の音も気になる。約2週間の入院生活は静寂そのものだった。誰もが静かに病気と闘っているし、消灯は夜の9時半。話声はなかった。家に帰ってみると、テレビの音や生活音や人の声などが入り交じり、まるで私自身がトンネルの中に入っているような感じで、さまざまな音が反響し合っている。一つひとつの音を聞き取ろうとする神経がピンピンと反応しているのがわかる。疲れてくる。聞かなくてもいい音があれば、いいと思うのだが、聞こえないことにイライラしそうだ。
 シクラメンやセンリョウ、シンビジュームのランは元気に私を迎えてくれた。