Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

シンガポールに出かけるー1月4日

関空からシンガポールにでかける。ほぼ満席。ちょうど年末、年始に海外に出かけた人たちの帰国ラッシュが始まっていて、関空はかなり混雑していた。私にとってシンガポールは今回で3度目。15年程前にシンガポール大学で開催されたベッシー・ヘッド会議に出席し、主催者の計らいでマレーシアに参加者たちと一緒に旅行をした。シンガポールはそのときからも、美しい国であった。今回ははるかに高層ビルが立ち並び、夜景はひときわ美しく輝いてみえた。マーライオンの白い像がある海辺は開発され、まったく違う景色だった。
上半身がライオンで、下半身が人魚のかたちをしている。マーメイドとライオンが一語になって、「マーライオン」と親しみを込めて語られる。ライオンはシンガポール伝説から生まれたシンボルとか。

シンガポールの高級ホテル、マリーナ ベイ サンズはSMAPのコマーシャルで一躍有名になった。そのホテルに滞在できる人たちだけが、屋上のプールで泳ぐことができるのだ。このホテルの形の奇抜さは、このマーライオンがいる海辺から、正面に見え、観光スポットとなっている。

翌日は最悪な状態になった。朝から調子が優れず、まっすぐに歩けなくなった。三半器官に異常がでたみたい。飛行機を降りてから、右耳がおかしかったが、いつものように自然になおると思っていたが、そうではなかった。午前中はホテルの部屋で横になっていた。午後にマッサージを受けようと思い、少し下の階に行く。お水をいただいたあと、急に吐き気がし、もどしてしまった。朝から何も食べていなかったので、出てくるものは水だけだった。ホテルに駐在するドクターが来て、診察。めまいがする症状だけを告げた。すると、マッサージを受ける前に病院で精密検査を受けるように指示され、救急車ではこばれる。数分で病院に着き、あらゆる検査を受け、めまいを押さえる点滴を受けることになった。これが3時間ぐらいかかった。付き添ってくれたマッサージのスパの職員は、若くてしっかりした女性であったが、私の治療があまりにもながくかかるので、私の娘と連絡をとって、交代した。
 まだまだ点滴が終わりそうにもないので、いったん娘はホテルに帰り、9時すぎに再度迎えに来てくれた。タクシーで帰る途中、中華街のネオンの美しさに驚く。どこも新年のイルミネーションが美しい。
シンガポールに来て、タクシーの車中からみる夜のネオンの美しさと裏腹に、体調の優れない情けなさが身にしみる。

その翌日もホテルで一日中ベッドに横になって過ごす。なんというホリディなのだろうか。