Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

正伝寺でお月見

 西賀茂にある正伝寺(臨済宗南禅寺派、正伝護国禅寺)でお月見をした。真っ正面にみえる比叡山の上にみごとな満月が登ってきた。ここ数年、京都にいるさまざまな人たちが集まり、京阪三条近くの「伏見」の多津子さんが運んでくれる料理を楽しむ。年期の入った池田浩士さん(ドイツ文学者)の尺八演奏は、秋の長夜には心に染みた。
 正伝寺の庭は小堀遠州作とされる枯山水で、白砂とつつじが見事に配置され、遠方にみえる比叡山を借景する。山麓にあるせいか、まわりに民家はなく、まったくの静寂。