Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ヨハネスブルク国際ジャズ・フェスティバル

8月25日からヨハネスブルク国際ジャズ・フェスティバルが、ニュータウンで開催された。26日にシャミンとボビーたちと出かけた。以前にはケープタウン国際ジャズ・フェスティバルに参加したことがあるが、ヨハネスブルクでのジャズ・フェスティバルは初めてだった。「ソファイアタウン」というレストランで、食事をしながらジャズ演奏をたっぷりと聞いた。「ソファイアタウン」という言葉は、ジャズ愛好者にとっては忘れられない。1950年代に南アフリカではジャズが盛んに演奏され、南アフリカの人々はジャズ演奏や演劇手段を通して、アパルトヘイトと闘う表現を獲得してきた。さまざまな作家や音楽家などが自らの文化を生み出してきた伝説の場所だった。ヨハネスブルク市内にあったアフリカ人タウンシップ、ソファイアタウンは闘いの拠点でもあったが、集団地域法によってこの地に住む人々は、南アフリカ最大のタウンシップ、ソウェトに強制移住させられた。
 その名前をつけたレストラン「ソファイアタウン」がニュータウンに生まれた。若い芸術家たちが、この店に集い、新たな文化を築こうとしているのだろうか。