Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

4月14日 アフリカ文学会で

朝早くからセッションが始まる。2年ぶりのアフリカ文学会だ。昨年は東・南アフリカを旅していたので、参加できなかった。初日の学会発表をまじめに聞く。ゼイクス・ムダが、家にくるようにと誘ってくれる。明日のお昼にブックスタンドで会うことにした。
午後からのセッションで、ムコマ・ワ・グギの発表があるので、その部屋にいく。ムコマの前で私を覚えているかと聞く。彼は私と名札をみて思い出したようだ。彼が8歳のときにケニアで出会い、その後も何度も出会っている。最後に出会ったのは、ナイロビの日本食堂だった。その時に教えた日本の桜の歌を覚えており、私の前で「さくら、さくら」と歌ってみせた。立派な青年に成長していて、我が子のように嬉しく思った。
研究発表は、ナイジェリアの作家エイモス・チュチュオーラの英語についてだった。アフリカ人作家で、しかも教育を受けていない作家が英語で作品を書くということには、さまざまな問題がある。そうした点からの考察でなかなか面白かった。