Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

4月13日 オハイオ大学へ

4時に起きる。タクシーは6時15分に来るというが、フマはオハイオ大学での学会が終わったら、現在勤めているカタールのドーハに帰るというので、もうこの家にしばらく戻ってくることはない。1週間ほどここで過ごしていたので、食料やゴミや洗濯物、家の戸締まりをしないといけないので、4時に起きる。
朝食を作るのは、私の係り。キュウリの塩揉みにバルコサ酢をふりかける。セロリーとベイビーキャロットは、ボイルをする。卵がたくさん残っていたので、ゆで卵は昼のランチにもっていくことにし、残りは卵焼きにする。トーストと野菜たっぷりの朝食は、朝早いにもかかわらず、おいしくいただく。
 タクシーでパーク&ライドまで行き、6時半の、ニューヨークの中心地にあるPort AuthorityまでMartz長距離バスに乗る。フマの新しい家のあるペンシルベニアからニューヨークに働きに出かける人が多いのか、早朝のバスにも関わらず、満席だった。ニュージャージを通過し、マンハッタンが見えてくると、急に交通渋滞が始まり、かなりの時間がかかる。およそ2時間もかかった。 
 さらにニューアーク国際空港まで、空港バスに乗る。途中の道は、かなり昔の記憶だが、戻ってきた。何度もここは通ったことにある道で、懐かしい。グギがアメリカで暮らすようになり、ニューアークの家の何度か泊めてもたったことがあった。ニューアークからニューヨークまで、バスと列車を乗りついで、何度か彼が勤務するニューヨーク大学に出かけたことがあった。10年も以上も前のことで、もう少し若かった頃の懐かしい思いでだが、グギのお陰で、アメリカにも何度かくる機会があり、アフリカ文学会にもほぼ皆勤で出席している。
 バスの運賃は15ドルで、45分で空港に着く。フマと私が乗る飛行機は別便だったので、フマは Aバスストップでおり、私はCまで行く。Cはコンチネンタルの航空会社のカウンターがある。ひとりで、コンピュータの画面をみながら、チェックインをしないといけないので、少々不安だ。しかも23Kg以内のバッグを機内に預ける場合は、25$も払わないといけないので、少々戸惑いを感じる。国際便でやってきていて、国内便に乗り換えないと行けない旅行者にとって、これは理不尽ではないかと思った。
 チケットもE-チケットで、コンピュータで普通紙に打ち出したもので、すでにコンピュータの中に私に関する情報はすべて入っている。まったくコンピュータ化されたシステムになっているが、いざ搭乗となると、まったく前近代的で、手荷物検査に時間がかかりすぎる。靴まで脱ぎ、薄い上着でも脱がなければならない。コンピュータはバックから取り出し、水筒に水が入っていないかどうか、確かめられる。男性は、ズボンのベルトまで外させられる。何を調べようというのだろうか。

 コロンバスまで2時間ほどでつくのだが、11時32分発の飛行機は12時25分に変更になるというが、12時10分を過ぎてもなんのアナウンスもない。まだ、飛行機が飛んできていないようだ。フマの飛行機はニューアークからミルウォルキー経由でコロンバスに行く。時間的には4時間ほどかかるが、私の飛行機は直行便だから、2時間ほどで着くのだが、こんな調子だとおそらく同じ時間になるのではないかと心配になってきた。