Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

1月19日 関西外大で講義

関西外大穂谷学舎で「異文化コミュニケーション」の授業でアフリカの言語に関して話す。
はじめに、サラ・バートマンが植民地支配のもとに、アフリカ人に対するステレオタイプ像をヨーロッパで振りまく道具にされ、人間以下の扱いを受けてきた歴史的事実について紹介する。植民地化を正当化するために、サラはヨーロッパ社会でサラシモノにされた。そして死後もパリの人類博物館でヨーロッパの人々の好奇の目にさらされた。こうした不当な歴史を語りながら、私たちが無意識のうちに持っているアフリカ観がどこから来たのかを考える。
 そして今なお、アフリカが言語支配を受け、アフリカ諸民族語の発展のためには、どのような問題があるのかを紹介する。プラエサでの経験などを話し、なんとか学生にはわかってもらえたことを祈る。